おうちを創る

2年8ヶ月くらい費やした建築家との家づくりについて、費用や仕様など(適当に)詳しく記載

2016年10月

私は住宅展示場が好きなので、家を建てた後もたまに行ってます。広いしお洒落だし豪華だし、たまにツッコミどころ満載のモデルハウスがあるのも面白いです。でも地方の住宅展示場はわりとワンパターンで、10軒くらい回ると飽きてきます。住友林業なんかほぼ同じ間取りのモデルハウスだったりするしね。

以前、青山の展示場のヘーベルハウスが良かったみたいな記事を書きましたが、同じ展示場で最近見たヤマダエスバイエルと積水ハウスが凄すぎて、これはもう観光スポットとして訪れるべき名所なのではないかと考えるに至りました。住宅展示場と言うと営業がうざいと思うかもしれませんが、冷やかしに来たことが分かれば特に電話も来ません。営業の方も「どうだ、すげえだろ?」みたいな感じだし。

ヤマダエスバイエルはkobori建築工房という名前になっています。サイトはこちら。見た目は結構普通だけど、中に入って度肝を抜かれました。まず、中央に巨大なベンジャミンが植栽されており、壁はガラス張りが多用されていて、いたるところに植物が植えられてます。特殊な木造らしいけど、鉄骨造のようでした。全体的にスキップフロアになっていて、建築家物件さながらです。価格は100坪くらいの建物で1億5千万くらいだそうです。

積水ハウスは、隣の敷地が沼で大きな柳があったりして都心とは思えない環境です。2・3階の住居部分は、古材が壁一面に貼られ、丸いタイル、キラキラ光るガラス、和室に銀色の和紙?など内装に凝ってます。4階はVIPルームとのことですが、シックな洋館風です。無垢材の重厚なテレビ台が置いてあり、私はいつかIKEAのテレビ台を変えたいと思っているので、参考に値段を聞いてみると2百数十万とのことでした。写真はこちら。写真ではあまり分からないかもしれませんが、このモデルハウスの特徴は内装デザインで、他の地域の展示場と全然違います。1階(カフェ風)と4階は外部のインテリアデザイナーが入っているとのこと。長崎健一という方でした。サイトで過去の作品を見てみると住宅は結構普通だけど、お金をかければ凄いものが出来るみたい。当たり前か。

建築費は延べ床120坪で2億円かかったとのことです(2013年竣工)。ちなみに地方の積水ハウスのモデルハウスは新しいものでも1億円くらいです。また、いたるところにアートが飾ってあり、何かと思ったらギャラリーも兼ねていて、実際に購入出来るそうです。積水ハウスの展示場は何軒も見ていて、それほど記憶に残ってないけど、ここは面白かったです。大手住宅メーカーの全力を見た気がします。

ちなみにこの展示場は立地が最高で、1軒見学すれば駐車場がサービスになるので周辺で買い物も楽しめます。東京は豊洲の展示場も良いし、駒沢の展示場は行ったことないけど、雑誌に載っていたりして豪華みたい。土日でもわりと空いているので、おすすめです。



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掃除が面倒なのでリビングにラグは不要派でしたが、いつもソファがダイニング側にずれていくのが気に入らなくて、位置を固定させるためにラグを敷きました。竹フローリングは摩擦が少なくて、ソファの足は接地面積が少ないので子供の力でも簡単にずれます。ソファの足をラグに乗せるだけで結構ずれません。

ラグは自然素材のものが欲しくて、hhstyleあたりでサイズをオーダーして買うことも考えましたが、子供が汚す恐れがあるので、アクタスのアウトレットで見つけた既製品にしました。濃い色の無地が欲しかったところ、自然素材のものはストライプしかありませんでした。FABULA LIVINGというデンマークのメーカーで、インド産で毛と綿で織り込まれているものです。ラグは糊付けタイプと織ってあるタイプがありますが、織ってある方が耐久性・通気性が高いというメリットがあります。当然価格は高くなりますが、売れ残りのためか2万円ちょっとで買えました。170cm×240cm。下の写真は寝室から。

一応ミーレの掃除機もラグをめくれ上がらせることなく使用できました。さらに、ソファの後ろに植物棚を置いて、ずれを防止。

このラグ、肌触りも良いです。


コンフォルトでカーテンとかラグとかのファブリック特集やってました。うちはカーテンは無いけど、カーテンのイメージを変えるような斬新な使い方も紹介されてます。ラグは全然聞いたことも無いような高級メーカーのものが紹介されていて勉強になります。

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建築を巡るとか言ってただの3泊4日の温泉旅行です。大分はOPAMという最近出来た県立美術館があって、設計は坂茂建築設計ですが、私の父がちょっとだけ関わってます。父はもう70歳近いけど鉄工所的な会社を経営していて、大分で大変な仕事があったというので聞いてみると、OPAMの巨大なシャッターを収納する鉄の箱を作ったとのことでした。

そんな有名建築家に関わっている父の仕事とはどんなものかと見に行ったものの、どこにあるか全然わかりませんでした。とは言っても小さい子連れで旅行に行くと色々うるさいので、聞くわけにもいかず。おそらく、見た目重視の建築物に美術品保管庫という機能を持たせるために、規格外の鉄製品が必要になったもので、見えないところに設置されているのでしょう。ちなみに私の仕事は全くの別分野だけど、よく見る機械に父の会社の製品が使われていたりして、わりと色々なところでその仕事の痕跡を感じることができます。中小企業が日本の技術を支えていことがよく分かります。

この美術館は素晴らしくて、すごく気持ちのよい空間で、中に入っているカフェもとてもお洒落なうえに1000円程度でランチが食べられます。都内の半額とも言えるコストパフォーマンスですが、その割に空いてます。ミュージアムショップも雑貨屋としてはなかなかだし、子供が遊べるスペースもあるので、大分県民はもっと行くべきだと思いました。

今回の旅の目的のメインは温泉です。しかも高級旅館です。私の妻は優秀で、育児休暇中にもその能力を如何なく発揮し、ふるさと納税、行政サービス、懸賞などのリサーチに精を出しており、大分のふっこう割をゲットすることが出来ました。そこで、普段なら行かない高級宿に泊まってみようかということになって、湯布院の玉の湯というほぼ全室離れの温泉旅館に宿泊しました。

離れの宿泊棟の外観は和風だけど内部空間はわりとモダンです。軒の部分に半透明のポリカ?がついていたり、2畳くらいの茶室的スペースがあったり、大きなはめ殺し窓が設置されていたり、正面の木製のサッシが全開出来る作りになっていて、普通の旅館の部屋とは一味違います。ちなみに木製サッシはわりと隙間があって虫が侵入するし、天窓のポリカは掃除に手間がかかるのか結構ゴミが溜まってるし、清掃性を重視する旅館としては問題もあるけど、だから止めるのでは無くて頑張って維持してほしい部分です。ちなみに部屋のお風呂は檜でした。


庭も専有です。この宿の共有部分の植栽はとても綺麗にしているけど、客室の庭は結構大雑把な感じです。それだけ庭の維持には労力がかかるということでしょう。我が家の狭い庭でさえ落ち葉拾い、雑草、草木の病虫害、猫の糞など結構面倒なので、これだけ広かったらどんなに大変なことか。


この旅館は全体的に空間がカッコ良いし、もしかしたら建築家物件かなと思ったらやっぱりそうでした。鮎川透さんという結構有名な人の設計みたいです。

上の写真はロビーです。共有部分は大体暗めで外の景色が綺麗に見えるようになってます。庭が綺麗ならこういうのも良いですね。この旅館の接客は柔軟性に富んでいて朝早めの朝食は子供がいるためかロビーを貸切状態にしてくれました(時間が遅ければ部屋食も可)。全体的に、他の宿泊客がいる事をあまり感じさせないのです。客室の割に従業員が多いからこそ為せる技。今回はふっこう割を使って大人2人(乳幼児無料)で1泊5万くらいだったけど、通常だったら7万くらいします(1番安い部屋の平日料金)。

高いけど、このレベルの宿泊体験をしてしまうと、年1回くらいアリかなと思えます。しかし、将来子供が大きくなって4人で宿泊すると広い部屋を使わなければならないし、平日料金の日に泊まるのも難しいので1泊20万程かかるみたい。高級宿に泊まるなら今のうちかもしれません。子供が小学生になったらキャンプにしようか…外国みたいに一部屋料金で、食事は選択制になれば良いのですが。


湯布院は、今回泊まった玉の湯、亀の井別荘、山荘無量塔(むらた)で御三家と呼ばれているらしいです。
上記のコンフォルトに亀の井別荘が掲載されています。亀の井別荘が1番人気みたいで予約が取れませんでした。


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