おうちを創る

2年8ヶ月くらい費やした建築家との家づくりについて、費用や仕様など(適当に)詳しく記載

2016年11月

我が家のLDKは、26畳(うち吹抜け10畳)、東南西に大きな窓、しかも軒や庇が無いので、夏の暑さは覚悟していました。夏の日差しを遮り、冬の陽光を入れるという軒や庇は、建築雑誌などを見ていればよく見る考え方で、採用したいと思う人が多いことでしょう。一方で、デザイン上の問題や、土地をギリギリまで使う場合には難しい時もあります。今回は、真夏と真冬の光熱費から実際のところどうなのかレポートしたいと思います。

まず、暑さは案外問題ありませんでした。もちろんエアコンが無ければ厳しかったけど、最も暑かった8月の電気代は6千7百円(28℃設定)。安い月が4,700円なので、月2,000円が真夏の冷房費と考えることが出来ます。しかも、妻が育児休暇中で日中も家にいたのにも関わらずこの程度なのです。

一方で冬の電気代はどうであったかというと、最も寒かった1月で1万2,500円。加えてガス代が10,500円。我が家は毎日ガス乾燥機と浴室乾燥機を使うので、安い時期でもガス代は月5500円くらいかかります。つまり、電気代が7,800円、ガス代が5000円、合計月12,800円が真冬の暖房費です。

そして実際は、冷房より暖房を使う期間の方がずっと長いのです。7月の電気代は5,400円、9月は5,900なので夏季の冷房費は全部で3,900円くらいしかかかっていません。対して、冬は11月から3月まで暖房を使うので、夏の10倍くらいはかかります。

住宅は夏を旨とすべしとか言いますが、古い日本家屋などは、たしかに夏は冷房なしでもなんとか過ごせますが(とは言えエアコン使った方が快適です)、冬は縁側くらいしか暖かくならず、晴れて風のない日は外の方が暖かいほどです。当然、日中でも暖房が必要となります。

我が家は、LDKについては真冬でも晴天日には日光が南側の窓から差し込むことで暖かくなるので、日中6時間ほどは暖房が不要になります。うちのあたりのアメダスから日照時間を調べると、3ヶ月(2200時間)のうち500時間も太陽で暖房出来るという素晴らしさ。冬に太陽光を利用できる構造にした方が、夏の暑さ対策をするより遥かにエコです。

とはいえ、日本は夏の日照時間はどこも大体同じだけど、冬は全然違うので、アメダスで確認すると良いでしょう。ちなみに、金沢だと219時間、秋田だと148時間です。冬の日照時間が少なければ夏の陽射しを遮ることを重視しても良いかも。

土地に関しても、冬の日照時間が多い地域なら南向きの土地が良いけど、豪雪地帯みたいに冬の日照が期待出来ない地域ならどっちでも良いのかもしれませんね。



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入居後1年が経とうとしていますが、ようやくLDKに隣接する和室を茶室として使えるように出来ました。

家を建てると薪ストーブやペレットストーブを入れたり、囲炉裏を作ったりする人がいるじゃないですか。私もそういう火を使う生活がしてみたかった。現代の家だけどプリミティブ みたいな。でも導入の壁は結構高いのです。

薪ストーブ・・・薪が手に入らない(買うと高価)、近所迷惑にならないか不安、高価
ペレットストーブ・・・ペレットの置き場が必要、意外と現代的で雰囲気が無い、高価
囲炉裏・・・これまで 七輪すら使ってないのに必要か?必然性が無い。
 また、それぞれスペースも必要です。

 茶室の炉というのは普段は畳なのでスペースをとりません。そして、基本的に大工仕事になるので、費用としてはそれほどかかりません。また、妻が茶道をやっていて和室に炉が欲しいと言っていたので、必然性もあります。さらに工務店が茶室は得意とのことで、建築家も乗り気だったので和室に炉を切って茶室としても使えるようにしました。

黒い炉縁はヤフオクで2千円くらいでした。新品は高いけど、中古がたくさん出回っているので炉を切りたい人にはヤフオクがオススメです。意外と高かったのが灰で、量が必要だったので2万円くらいかかりました。くぬぎ炭は、茶道用のものはかなり高価だけど、形の悪いものなら安く手に入ります。本気で茶道するわけでは無いのでこれで十分。

釜は義父から貰いました。さびだらけで使えるようになるまで大変だったし、茶道用としては小さいけど、とりあえずはこれで良いかと。妻が色々相談したデパートの茶道コーナーの店員は、そんな茶釜はありえないとか言っていたみたいです。茶道やってる人は、細かいことを気にし過ぎます。

 上の写真の左下が炭と火おこしで、バーベキューにも使えます。ガスコンロがあって良かったです。もしIHだったら面倒でした。茶碗は、渋谷の変な場所にあるイイホシユミコのショップで買いました。色味が良くて気に入ってます。イイホシユミコと言えばカラフルな食器だけど、この型はこの色しかなかったので、もしかしたら抹茶碗を想定したのかもしれません。

茶会の様子。私と妻の両親が来たので開催 。

 夜に壁際のダウンライトだけ点けると暗くて侘び寂び的な雰囲気です。私は本格的にお茶をやることは無いけど、寒い冬の夜は炉で暖を取りつつ、お茶や熱燗などを楽しみたいと思ってます。

我が家ではコンポが壊れて引越し時に捨てちゃったので家でまともに音楽が聞ける環境がありませんでした。先日旅行した時、客室にBOSEのCDラジカセみたいなのがあって(wave music systemというもの)、見た目も音も良かったし、ちょうど古い型がセールで6万円くらいだと言うので、買おうと思ってBOSEに行ってみました。

ところが新しい型は、wifiやBluetoothに対応しており、iPadなどから操作して音楽が聴けるというではありませんか。どう考えてもこれからの時代はCDよりダウンロードだろうと思って、wifi対応を買うことにしました。さらにホームシアターシステムなどを視聴してみるとこれが良かった。店員さんもwavemusicsystemよりは断然、1.1ch(メインスピーカー+ウーファー)のsoundtouch 120以上がオススメですとのこと。しかし、13万。もう少し出すと5.1ch(5つのスピーカー+ウーファー)のsoundtouch 520が買えます。それならいっそ5.1chかと思ってたら、入荷待ちでいつになるか分からないと言うので結局買わずに帰りました。その後、soundtouch 520は楽天で買えることが分かったけど、当初予算の3倍以上だし、配線やスピーカーの置き場所が問題で迷っていました。


先日コストコに行って何気なくスピーカーを眺めていると、soundtouch 130が税込12万円!
この機種は1.1chの上位機種でsoundtouch 520と同じくらいするので無いなと思ってましたが、まさかのsoundtouch 120よりも安い価格です。当然、wifi・bluetooth 対応。視聴したところ音も充分大迫力に感じたので即買いです。

使用してみるとLDKに設置するスピーカーとしてはこれで正解だったと思います。5つの小さなスピーカーから別々に音が出る520は、聴く場所が決まって無いとパフォーマンスが発揮されません。

Apple Musicに登録したので音楽も聴き放題になりました。これは結構良くて、セレクトされた好きなジャンルの音楽を延々と流すことが出来ます。例えばジャズをBGMにするとまるでカフェやバーにいるような雰囲気になるし、大音量でテクノを流せばクラブに来たかのようです。いつの間にか世の中は便利になったものです。

テレビの下の長い物体がメインスピーカーです。配線はテレビの後ろでスッキリ。本体は引出しの中に収納出来ました。欠点としては、1台の映像機器にしか出力出来ないので、プロジェクターを使うときは、テレビからコードを差し替えなければなりません。


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