シャトーレオニャンは、雑誌「ワイン王国」3月号(ボルドー特集号)で紹介されていて、宿泊料は190€と手頃であり、有名シャトーでは無いものの、ワインは良く参考にするワインエンスージアスト(ワインを検索すると、評価が出てきます)で高評価だったこともあって宿泊してみることにしました。立地は、その名の通りぺサック・レオニャンで、シャトーオーブリオンと同じエリアになります。2007年に別事業で成功した現在のオーナーが廃墟だったシャトーを買い取り、リノベーションを行ったようです。6haの畑でブドウを栽培しワインを醸造する傍ら、宿泊施設やレストランも営業しています。畑は元々、ドメーヌ・ド・シュバリエという有名シャトーのもので、品質の良いブドウが収穫出来るとのことです。

試飲は、2017年の白、2014年のセカンド、2013年1stの3つだったと思います。白は辛口でまあまあ美味しくて安かったので良かったのですが、2013年赤には正直がっかりしました。ミディアムボディで飲みやすいけど、薄いというか、ボルドーらしさが感じられません。しかしその後、レストランで2011年と2012年を飲んだところ、2011年は芳醇で丁度飲み頃の美味しいワイン、2012年はパワフルでまだ強く渋味を感じますが、まさにボルドーの赤ワインと言った感じでした。このように、試飲で2013年、レストランで2011年、2012年と3つのヴィンテージを飲み比べることが出来ました(酔っ払って飲めなかったけど2014もあります)。生産年で全然違うことが分かります。試飲で同じ銘柄の別のヴィンテージを飲み比べる機会は意外と少ないです(レオヴィル・ポアフェレでは2010-2012の3種類を飲み比べるというコースもありました。40€)。
2013年はかなり悪い年で、他のシャトーでも安く売られていたりします。大きなシャトーだとダメな年でも良いブドウを選別してそこそこのワインが作れるようですが、シャトーレオニャンは6haしか面積が無いし、悪い年への対応が難しかったのかもしれません。

レストランです。子供がいるとテラス席の方が有難い。レストランは宿泊者以外にも、おばさまの集まりとか、たくさんお客さんが入ってました。フルコースでは無いし、星付きレストランのような料理の美しさは無いけど、価格はそれほど高くないです。100€くらいだったかな。地域のワインも取り揃えており、オーブリオン(1996/2008赤624€)やドメーヌドシュバリエ(2000年赤240€)も置いてあります。


 このシャトーでは、最初に犬が出迎えてくれますが、こいつが曲者で子供を追いかけ回します。他にも家族連れが来ていましたが、やはり子供にじゃれついて泣かせていました。子供が好き過ぎるそうです。写真左側に写っている城にはオーナー家族が住んでます。ゲストは傍にある建物に宿泊しますが、玄関、主寝室、子供部屋、キッチン、ダイニング、シャワールームとトイレが2つずつあって普通に住めるくらい広いです。さらに、コーヒー、紅茶、バスローブがあるのが有難い。また、敷地内にはプールや教会もあります。8月下旬でしたが、ボルドーはすでに秋で泳げる気温ではありませんでした。

教会は結婚式も出来るみたい。教会の一部の床に使われているタイルの柄がこのシャトーのワインラベルになっています。
また、宿泊するとワインを5%引きで買うことができます。値段も高くなく、ファーストラベルの赤で30€くらいです。日本にも販促に行くとか行きたいとか言ってました。

敷地は広く、宿泊施設は快適、繁盛しているレストランがあり、ワインは美味しいし、手頃な価格で購入出来るというワインツーリズムの完成度が非常に高いシャトーだと思いました。山梨にもこういうホテルがあればいいのに。