おうちを創る

2年8ヶ月くらい費やした建築家との家づくりについて、費用や仕様など(適当に)詳しく記載

カテゴリ: 国内旅行

もはや旅行ブログのようになっていますが、鹿児島、宮崎、熊本、長崎を巡る九州旅行に行ってきました。5日間で400キロちょとしか走りませんでした。こちらに住んでた頃は他県に移動するのが大変なイメージがあったのですが、運転に慣れたのか、Googleマップがすごいのか、九州が狭く感じるこの頃です。

鹿児島空港近くの妙見温泉のおりはし旅館というところに泊まりました。築100年の建物とのことです。3方を窓と廊下に囲まれており、とても気持ちの良い部屋です。このガラスは大正時代のものだそうで、斜めから見ると景色が歪んで見えます。ノスタルジック!この部屋はこれまで泊まった温泉宿の中で最高かもしれません。この緑がいっぱいの感じとすだれはフィンランドのアアルト自邸っぽい。アアルトは日本建築の影響を受けたらしいのですが、こういう建物からインスピレーションを得たのかもしれません。



ランチは同じく妙見温泉の石原荘という高級旅館で食べました。泊まると高いけど、ランチは温泉付きで1人6000円と手ごろです。量は少ないけど、美味しいです。特に左上のしんじょ?が秀逸で、フレンチや中華では絶対に味わえない、だしの効いた優しい味の料理でした。このくらいの宿になると料理のレベルも違うようです。お酒は芋焼酎の魔王にしましたが、白ワインのような果実感を感じる芋焼酎で、3M(森伊蔵、村尾、魔王)と呼ばれる鹿児島の3大芋焼酎の中ではこれが1番気に入りました。3Mは最近全部飲んだのですが、どれも他の芋焼酎と比べて飲みやすく、ストレートでもいけそうな感じです。ワインに比べれば価格も手頃だし、もっと早く飲めば良かったと思います。

露天風呂は川沿いにあって、これも最高だけど男湯のみ。多分、道路から見えるのが問題となっているのだと思います。


これは宮崎のen hautというケーキ屋のジャポネという抹茶ケーキですが、とても美味しかったので2日連続で食べました。甘さ控えめで中にはあんこが入ってます。このケーキ屋のオーナーは世界的に有名だそうです。妻がこの店を気に入っており、ここ数年毎年来てます。

建築を巡るとか言ってただの3泊4日の温泉旅行です。大分はOPAMという最近出来た県立美術館があって、設計は坂茂建築設計ですが、私の父がちょっとだけ関わってます。父はもう70歳近いけど鉄工所的な会社を経営していて、大分で大変な仕事があったというので聞いてみると、OPAMの巨大なシャッターを収納する鉄の箱を作ったとのことでした。

そんな有名建築家に関わっている父の仕事とはどんなものかと見に行ったものの、どこにあるか全然わかりませんでした。とは言っても小さい子連れで旅行に行くと色々うるさいので、聞くわけにもいかず。おそらく、見た目重視の建築物に美術品保管庫という機能を持たせるために、規格外の鉄製品が必要になったもので、見えないところに設置されているのでしょう。ちなみに私の仕事は全くの別分野だけど、よく見る機械に父の会社の製品が使われていたりして、わりと色々なところでその仕事の痕跡を感じることができます。中小企業が日本の技術を支えていことがよく分かります。

この美術館は素晴らしくて、すごく気持ちのよい空間で、中に入っているカフェもとてもお洒落なうえに1000円程度でランチが食べられます。都内の半額とも言えるコストパフォーマンスですが、その割に空いてます。ミュージアムショップも雑貨屋としてはなかなかだし、子供が遊べるスペースもあるので、大分県民はもっと行くべきだと思いました。

今回の旅の目的のメインは温泉です。しかも高級旅館です。私の妻は優秀で、育児休暇中にもその能力を如何なく発揮し、ふるさと納税、行政サービス、懸賞などのリサーチに精を出しており、大分のふっこう割をゲットすることが出来ました。そこで、普段なら行かない高級宿に泊まってみようかということになって、湯布院の玉の湯というほぼ全室離れの温泉旅館に宿泊しました。

離れの宿泊棟の外観は和風だけど内部空間はわりとモダンです。軒の部分に半透明のポリカ?がついていたり、2畳くらいの茶室的スペースがあったり、大きなはめ殺し窓が設置されていたり、正面の木製のサッシが全開出来る作りになっていて、普通の旅館の部屋とは一味違います。ちなみに木製サッシはわりと隙間があって虫が侵入するし、天窓のポリカは掃除に手間がかかるのか結構ゴミが溜まってるし、清掃性を重視する旅館としては問題もあるけど、だから止めるのでは無くて頑張って維持してほしい部分です。ちなみに部屋のお風呂は檜でした。


庭も専有です。この宿の共有部分の植栽はとても綺麗にしているけど、客室の庭は結構大雑把な感じです。それだけ庭の維持には労力がかかるということでしょう。我が家の狭い庭でさえ落ち葉拾い、雑草、草木の病虫害、猫の糞など結構面倒なので、これだけ広かったらどんなに大変なことか。


この旅館は全体的に空間がカッコ良いし、もしかしたら建築家物件かなと思ったらやっぱりそうでした。鮎川透さんという結構有名な人の設計みたいです。

上の写真はロビーです。共有部分は大体暗めで外の景色が綺麗に見えるようになってます。庭が綺麗ならこういうのも良いですね。この旅館の接客は柔軟性に富んでいて朝早めの朝食は子供がいるためかロビーを貸切状態にしてくれました(時間が遅ければ部屋食も可)。全体的に、他の宿泊客がいる事をあまり感じさせないのです。客室の割に従業員が多いからこそ為せる技。今回はふっこう割を使って大人2人(乳幼児無料)で1泊5万くらいだったけど、通常だったら7万くらいします(1番安い部屋の平日料金)。

高いけど、このレベルの宿泊体験をしてしまうと、年1回くらいアリかなと思えます。しかし、将来子供が大きくなって4人で宿泊すると広い部屋を使わなければならないし、平日料金の日に泊まるのも難しいので1泊20万程かかるみたい。高級宿に泊まるなら今のうちかもしれません。子供が小学生になったらキャンプにしようか…外国みたいに一部屋料金で、食事は選択制になれば良いのですが。


湯布院は、今回泊まった玉の湯、亀の井別荘、山荘無量塔(むらた)で御三家と呼ばれているらしいです。
上記のコンフォルトに亀の井別荘が掲載されています。亀の井別荘が1番人気みたいで予約が取れませんでした。


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毎年山梨に桃を買いに行くのですが、今年も暑いなか乳児を抱えながら行って来ました。山梨は千葉よりも最高気温で5℃くらい暑いみたいで、気温30℃の千葉に戻ってきて涼しいと感じました。勝沼は最高気温記録歴代8位とのこと。私の実家のある群馬県もそんな感じでしたが、内陸の地域の暑さはやはり厳しい。

いつもは温泉宿ですが、今回は勝沼のワイン民宿的なところに泊まってみました。近所にワイナリーがあるのがポイントです。宿は1泊2食付き7000円/人なので全く期待はしてなく、やはりそれなりの部屋ですが、食事処はお庭の葡萄棚が眺められて中々の雰囲気。料理もわりと凝っていて品数・量も多く、ワインと合うようにオリーブオイルで洋風テイストになってます。オーベルジュ(宿泊設備をもったレストラン)と言っても良いかもしれません(とは言え家庭料理なのでぬか漬けとか出てきます)。これからはちょっと勝沼の民宿巡りをしなければ。



ワイナリー(グレイスワイン)は1本6000円のワインの試飲が500円/30cc。有料なので、購入しなくても心が痛まないところが良いです。それなりに美味しいけど、値段が高過ぎます。フランスの格付けされたシャトーのワインなら4000円くらいで酸味や渋みがあって十分に濃厚なので比べてしまうと買えません(南米産ならさらに安い)。ちなみに安いものは100円で試飲出来るけど、上級のものと飲み比べると変な味に感じて購入意欲を削がれます。閉まるのが早いのが難点で1つしか行けませんでした。

帰りに石和温泉の「石庭 笛吹川」の貸切風呂です。庭の綺麗な宿でした。泊まると高いけど、風呂だけなら1000円/人。


そして、いつもは古民家のほうとう屋「いしはら」に寄ってから帰りますが、あまりの暑さに諦めました。ここはあんまり混んでないのでおすすめです。伝統的日本家屋で庭がとても綺麗なお店です。ここに来ると日本家屋の良さを再認識出来ます。



ちなみに産地で買うと新鮮な硬い桃が食べられます。子供の頃、庭に桃の木があって採りたての硬いやつが好きだったけど、スーパーではまず売ってません。美味しくてお買い得な個人の直売所を見つけるのがまた一興。毎年同じところで買いますが、価格設定を間違っているとしか思えないお買い得感です。


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